誇りの学び

経営理念と個人の志をつなぐ方法|日々の判断を言葉と行動で確かめる

発信元:株式会社誇高/監修:代表取締役 小倉瑞季

理念と志のつながりは、日々の判断で確かめられる

経営理念と個人の志をつなぐとき、全員が同じ夢を持つ必要はありません。会社が顧客や社会へ届けたい価値と、一人ひとりが大切にしたい思いを、実際の仕事の中でどこまで重ねられるかを話し合います。

理念を暗唱できるかだけでなく、迷ったときに何を選び、なぜそう判断したのかを説明できるか。そこを確かめると、理念を仕事へ結び付ける会話を始められます。本記事はそのための編集上の提案であり、特定の人事評価や業績向上を保証する方法ではありません。

会社の言葉と、本人の言葉を先に分ける

会社側は、理念の背景、誰に何を届けるか、何を優先するかを説明します。抽象的な美しい言葉だけでなく、実際に判断が難しかった場面と、そこで守ろうとしたものを示します。

本人には、仕事の中で大切にしたいこと、役割を果たせたと感じた場面、これから担いたい仕事を尋ねます。家族の事情や私生活を語ることまで求める必要はありません。話してよい範囲を本人が選べることと、職務上必要な確認を明確にすることを、両方大切にします。

誇高では、夢を「自分を幸せにするための未来への思い」、志を、自分だけでなく他者や世の中のために大切な何かを成そうとする決意として表現しています。個人の望みを否定して会社の目的だけに合わせるのではなく、重なる部分と、まだ重ならない部分を言葉にします。

四つの欄で、具体的な仕事へつなげる

一つ目は「顧客に届けたい価値」。誰が、どのような状態になることを目指すのかを書きます。二つ目は「本人が大切にしたいこと」。本人の表現を残し、管理者が都合のよい言葉へ言い換えないようにします。

三つ目は「そのために担う行動」。今週の仕事として観察できるものにします。四つ目は「確かめる事実」。行動した回数だけでなく、顧客や仲間にどのような変化があったか、確認できる範囲を決めます。

たとえば「顧客が納得して選べる状態」を目指すなら、提案前に要望を確認する、費用と条件を説明する、判断に必要な質問を受ける、といった行動が考えられます。申込数だけでなく、説明不足による問い合わせや認識違いも振り返る材料になります。

理念と数字を並べて見る

成果の数字は、事業を続けるうえで必要な情報です。同時に、数字を上げた方法が、会社の約束や顧客の利益に沿っていたかを確かめます。「理念があるから数字は見なくてよい」「数字が出れば方法は問わない」のどちらか一方に寄せないことが大切です。

誇高のKOKOH ISMには「ロマンとソロバン」があります。理念に沿った価値の提供と、経済としての継続性を共に考える姿勢です。具体的な売上・転換率・継続率の基準は、各事業の実績を見て決める必要があります。

面談では、合意した役割を一つ残す

対話の最後に、本人が担う行動、会社が用意する支援、確認する日を一つずつ残します。「もっと理念を持って」だけで終えず、何を実行すればよいかを双方で確かめます。

振り返るときは、結果と過程、本人が変えられることと環境の制約を分けます。本人の内面を決めつける代わりに、合意した行動が行われたか、必要な支援が届いたかを事実で確認します。

よくある質問

会社の理念に完全に一致しなければ、志がないのですか。

一致の程度だけで、その人の志の有無は判断できません。会社として守る約束・職務上の役割と、個人の価値観を分け、協働できる部分を話し合います。

理念は売上にどうつながりますか。

顧客への説明やサービスの判断をそろえる手がかりになり得ますが、理念の共有だけで売上が上がるとは限りません。実際の行動と、顧客・収益の数字を並べて検証する必要があります。

誇高の理念と教育

会社の使命・KOKOH ISMは誇高についてで公開しています。用語の定義は夢と志の違いをご覧ください。

講演・企業研修の相談では、対象者や課題を踏まえてご相談ください。個人で学びたい方には無料体験ENGINEと講座の比較案内があります。

この記事の発信元:株式会社誇高の会社概要・実績・著書。監修者については、代表取締役 小倉瑞季の紹介・代表挨拶をご覧ください。

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