発信元:株式会社誇高/監修:代表取締役 小倉瑞季
人生の目的は、今日の選択から考えられる
人生の目的がわからないとき、最初から一生を貫く立派な言葉を決めようとすると、かえって書き出せなくなることがあります。まずは、今の暮らしで大切にしたいものと、これから変えたいことを分けてみます。答えを完成させることより、自分で選ぶための手がかりを増やすところから始められます。
仕事で成果が出ていることと、その仕事を続ける理由が言葉になっていることは、別の問いです。目標を達成しても次に進む方向が見えないなら、目標を増やす前に、その先で誰とどんな毎日を送りたいのかを考えてみてください。
目的・目標・使命・志を分けてみる
目的は、取り組む理由や目指す状態を考える言葉です。目標は、その方向へ進むための具体的な目印として整理できます。「売上を増やす」は目標になり得ますが、増えた売上で誰にどのような価値を届けたいのかまで書くと、目的とのつながりが見えてきます。
株式会社誇高では、誇りを「関係性の自覚から生まれる使命の確信」と定義しています。自分が何を得たいかに加えて、支えられている関係の中で、どんな役割を引き受けたいかを見つめる考え方です。これは誇高の教育で用いる定義であり、一般の言葉の意味を一つに限定するものではありません。
また、夢は「自分を幸せにするための未来への思い」、志は「与えられた人生において、自分だけのためではなく、他の人のために、そして世の中のために、大切な何かを成そうとの決意」と表現しています。自分の幸せを望む気持ちを否定せず、その幸せを誰にどう広げたいかを考えます。
紙を三つに分けて、迷いを小さくする
一つ目に「続けたいこと」を書きます。家族と食卓を囲む、学ぶ時間を持つ、目の前の仕事を丁寧にするなど、すでに暮らしの中にあるもので構いません。人から立派に見えるかより、自分が失いたくないかを確かめます。
二つ目に「変えたいこと」を書きます。頼まれるまま予定が埋まる、誰の役に立ったのかわからない、考える時間がないなど、具体的な場面にします。自分全体への評価ではなく、変えたい行動や環境として表すと、取り組む対象を選びやすくなります。
三つ目に「今は決めないこと」を書きます。転職や独立などの大きな選択を、その日の勢いだけで決める必要はありません。必要な情報、相談したい相手、考える期限を置くことも、一つの選択です。この整理は編集上の提案で、特定の進路や成果を保証する手順ではありません。
一週間で確かめられる行動を選ぶ
三つの欄から一つだけ選び、行動へ変えてみます。「家族を大切にしたい」なら、今週いつ話を聴く時間を取るのか。「誰かの役に立ちたい」なら、誰が何に困っているのかを尋ねるところから始めます。
行動の後には、達成したかだけでなく、相手がどう受け止めたか、自分は何を大切にしていたかを記録します。うまくいかなかった場合も、自分を否定する結論へ急がず、行動の大きさや相手への確かめ方を見直せます。
よくある質問
人生の目的は、仕事で見つけるものですか。
仕事以外にも、家庭、地域、学び、文化や自然との関わりがあります。一つの場所だけで答えを完成させようとせず、自分が大切にしている関係を見渡してみてください。
何も書けないときはどうすればよいですか。
最近少しうれしかったことや、続けたい日常を一つ挙げるところからでも始められます。いま答えが出ないことを、そのまま自分の価値の判断にしないことが大切です。
さらに考えたい方へ
過去・今・未来から役割を見つめたい方には、自分の使命を見つめ直す方法を用意しています。夢と志の違いも併せてご覧ください。
自分の原動力について対話しながら考えたい方は、オンライン60分・無料のENGINEの内容・最新日程をご確認ください。全5日間の学びとの違いは講座の選び方で説明しています。
この記事の発信元:株式会社誇高の会社概要・実績・著書。監修者については、代表取締役 小倉瑞季の紹介・代表挨拶をご覧ください。