発信元:株式会社誇高/監修:代表取締役 小倉瑞季
夢と志の違いは、幸せにしたい対象にある
誇高では、夢を「自分を幸せにするための未来への思い」と定義しています。
億万長者になりたい。素敵な家に住みたい。良い伴侶と幸せな結婚生活を送りたい。こうした夢は、どれも大切な未来への思いです。自分の望む未来があるからこそ、努力する力が湧き、挑戦する一歩を踏み出せます。
夢は、自分自身を動かす原動力になります。ただし、自分の幸せを願う思いだけでは、他者が共に力を尽くす理由にはなりません。「あなたが豊かになること」が、そのまま「私が力を貸したい理由」になるとは限らないからです。
一方、誇高では、志を「与えられた人生において、自分だけのためではなく、他の人のために、そして世の中のために、大切な何かを成そうとの決意」と表現しています。
夢と志を分ける大切な点は、利他の心が含まれているかどうかです。自分が幸せになることに加えて、誰を幸せにしたいのか、世の中にどのような喜びを生み出したいのか。その思いまで含まれているのが志です。
志には、自分の幸せも含まれている
志を持つことは、自分の夢を捨てることではありません。自分も幸せになり、その幸せを他の人や世の中へ広げていくことです。
たとえば、「豊かになりたい」という夢を持ちながら、「その豊かさを生かして、学びたくても学べない子どもたちに機会を届けたい」と決意する。自分の未来への思いに、他者の幸せを願う心が加わることで、志へと広がっていきます。
これは考え方を伝えるための例です。職業や財産の大きさだけで志が決まるわけではありません。今いる場所で誰のために何を成そうとするのかにも、利他の心は表れます。
なぜ志は、人を動かす力になるのか
志の中に他者の幸せが含まれると、その未来を共に願う人が参加する理由が生まれます。「自分もその未来をつくりたい」「その人たちのために力を貸したい」という共感が、協力へとつながっていくのです。
幸せにしたい対象が、自分から家族、仲間、地域、そして世の中へと広がるほど、共に関わり得る人の輪も広がります。誇高では、その対象の広さが、共に動く人や、集まる物・お金の広がりにも関わると考えています。
ただ大きな言葉を掲げれば、人やお金が集まるということではありません。利他の心を日々の行動に表し、信頼を積み重ねることが大切です。人を動かすために利他を装うのではなく、誰かを幸せにしたいという決意が先にあり、その思いに共感した人が力を寄せてくださる。その順序を大切にしています。
夢・志・目標・使命の整理
以下の夢と志は、誇高の教育で用いる定義です。一般的な言葉の用法を一つに限定するものではありません。
| 言葉 | 考える問い | 誇高の記事での整理 |
|---|---|---|
| 夢 | 自分はどのように幸せになりたいか | 自分を幸せにするための未来への思い |
| 志 | 自分を含め、誰のために何を成そうと決意するか | 与えられた人生において、自分だけでなく他の人や世の中のために、大切な何かを成そうとの決意 |
| 目標 | いつまでに、何を達成するか | 夢や志を行動へ移すための具体的な目印 |
| 使命 | 自分はどんな役割を引き受けるか | 関係性の中で自覚する役割 |
志と誇りはどうつながるのか
株式会社誇高では、誇りを「関係性の自覚から生まれる使命の確信」と定義しています。
自分が受け取ってきたものや、命と暮らしを支える縁を見つめると、「お陰様」という自覚が生まれます。そのうえで、これから自分は何を引き受け、誰へ手渡していくのかを考える。その問いは、志を言葉にする入口にもなります。
過去を振り返ること、今の関係性を見つめること、未来へ向かう思いを言葉にすること。誇高では、この過去・今・未来のつながりを大切にしています。
志が見つからないときの三つの問い
まずは立派な文章にしようとせず、思い浮かぶ人や出来事を書き出してみてください。
1. これまで、誰から何を受け取ってきただろうか。
2. 自分が守りたい喜びや、放っておけない困りごとは何だろうか。
3. 受け取ったものを、誰へ、どんな形で手渡したいだろうか。
すぐに答えが出なくても構いません。一つの出来事を思い出すところから始められます。家族だけに限らず、先生、友人、仕事の仲間、本や文化との出会いにも目を向けてみてください。
志を今日の行動につなげる
言葉にした思いを、小さな行動へ移してみましょう。次の形で書くと、最初の一歩を具体的にできます。
「私は、〇〇のために、〇〇を大切にして、〇〇に取り組む。その第一歩として、今週〇〇をする。」
たとえば、身近な人が安心して相談できる関係を育てたいなら、今週一人の話を落ち着いて聴く時間を設ける。学びを次の世代へ手渡したいなら、心に残った一つの学びを、自分の言葉で伝える機会をつくる。
行動した後は、相手が何を必要としていたか、自分の思いと行動が合っていたかを振り返ります。志は言葉にして終わりではなく、実践の中で深めていくものとして捉えられます。
よくある質問
志は大きなものでなければいけませんか?
規模だけで価値が決まるものではありません。目の前の一人との関わりにも、自分が大切にしたい未来を表すことができます。
自分の幸せを望むことと、誰かのために生きることは両立しますか?
両方を大切にする道を考えられます。自分の暮らしや心身を整えることも、長く役割を果たしていく土台です。誰かのためという思いが、自分や身近な人を無理に追い込んでいないかも振り返ってみてください。
一度決めた志は、変えてはいけませんか?
経験によって、思いの表現や実践方法が変わることはあります。何を大切にしているかを確かめながら、言葉と行動を見直していくことができます。
誇高で志を学ぶには
誇高のROOTS・THANKS・AMBITIOUSは、過去・今・未来の関係性から誇りと使命を育む全5日間の講座です。ROOTSでは自己・一族・日本のルーツ、THANKSでは死生観・理念・感謝、AMBITIOUSでは志・使命・行動計画に向き合います。
内容や学び方との相性は人によって異なります。講座の内容・費用・日程を確認し、自分が取り組みたい問いと合うかを考えてお選びください。
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